2009年5月8日金曜日
どうなる?日本企業
今日、大手二社を訪問した。どちらも一部上場企業だ。同地区では代表的な企業で、その傘下の企業、納入業者は数知れない。
しかしそのどちらも、自動車関連企業だ。その自動車関係の企業が70%の稼働率となれば、それが80%~100%となっても、業績の回復は見込めない。
それらは、設備メーカーであり、現状の設備がフル稼働しても、新たなライン増設、新工場建設などが無い限り、必要とされないのだ。
自動車、半導体の業界で成長した企業が、需要が90%近く需要が落ち込んでいる。
当然、多少の設備更新は有りますが、現状を維持するには全く足りない。
自動車関連企業など、他の分野に移行しようとしても簡単には行かない。
本日訪問した企業でも、造船関係に需要を見出そうとしている。しかし、これまで自動車関連とは大きく違う事が有るのだ。
それは、対象物が量産品ではなく、多様性、多機能を要求されることだ。
量産を意識した商品は、精度も高く、耐久性も高い、しかし、造船は0.01mm等要求しない。1.0mmでもいいが、同じ場所が2つと無い為、多様性が無くては採用してもらえない。
また、自動車や、半導体の様に手の届く範囲で、動いていればいいのではない。最低でも25mのブロックの範囲や、200mを越す範囲で活躍しないといけないのだ。
それらの問題を訪問して初めて知ることになる。苦心は今後も続くだろう・・・
今日訪問し打ち合わせしたことで、これらの企業にとって参考になってくれればいいが・・
そして、少しでも還元があれば・・と 願うばかりである。
そんな中、当社の今月の各販売担当者からの目標金額が出揃った。
結果は最悪、今月も1億近く赤字が出る内容だ・・・・・・・・・・・・。
東京・名古屋・大阪の母店は軒並み最低ラインの更新状態。
他の企業を、心配している余裕はうちには無い。
「先が無い・・・ほしいなら早く注文を・・・」 これは冗談ではなくなった。
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